2007年 01月 06日
ブリティッシュロックの光と影 DEEP PURPLE vs BLACK SABBATH
amazon.comでCDでも買い込むかと思いふとこの2バンドを連想した。
深紫と黒・・色として連想した時、深紫は暗い中にも鮮やかさという彩度の妙がある。
かたや黒は暗黒、暗闇・・漆黒の世界をこわいものみたさに覗きたくなってしまう。
パープルとサバスがまさにそうだ。
ギタリスト、ヴォーカル、リズムセクションが叩きだす音はすべて対称的なバンドである。
今回は曲やアルバムにコメントするのではなく個人に焦点を当ててみた
まずギタリストのリッチーブラックモアとトニーアイオミ
両雄ともこれでもか!というぐらいにリフを繰り返す。
それが快感となってリスナーに伝わってくるが、伝わりかたが違う。
リッチーは高速で走り抜ける爽快なロックンロール! トニーは地を這う重厚な
ヘビメタ。「かっこよさ」では二人ともGOOD!リッチーは眩いばかりのベイビーフェイス。
トニーのほうは裏社会の顔役を連想させるアウトロー。両方違う「かっこよさ」がある。
ヴォーカルのイアンギランは天を貫くシャウト!!が魅力の正統派ロックヴォーカリストで
彼にあこがれコピーした後輩がたくさんいる。
オジーオズボーンは黒魔術を使う魔物のようなうなり声で人々を震え上がらせる。
でもそれが病みつきになるのだ。
リズムセクションはパープルの場合アップビートに加えてジョンロードのキーボードでアレンジされた音はクラシカルな印象を与える。
ロジャーグローバー、イアンペイスの8ビートを陽とするとギーザーバトラーとビルウォードの8ビートは陰。重いドライブ感という言葉がぴったりだが、そこから緩急のつけたリズムを刻み出すと暗黒面に引き込まれてしまう。
解散後のパープルはイアンギラン、リッチーブラックモアは独自の世界を築きあげた。
サバスはまだ現役で数年前のオズフェストにオオトリとして出演したのを観たが、他のヘビメタバンドが良い子にみえるくらい貫禄のギグを披露した。
ここまでのコメントで気づいた人がいると思うが、私は紫より黒が好みである。^^
by flyfisher_yama
| 2007-01-06 20:48
| 音楽鑑賞