2006年 12月 19日
jimi
ジミヘンが絶頂期を迎えたままドラックで昇天した逸話は有名だ。
彼と同時代に3大キタリストも勢いに乗っていたが、ジミのカリスマ性を越える
ことはなかった。何故ならジミは最高潮の状態で他界してしまったからだ。
永遠に越えられることのない壁になってしまった。
それほど彼は様々な要素で頂点に立っていた。
エキセントリックなギターだけでも熱狂的ファンが存在した。
右用のギターを左でプレイしたり、歯と背中で弾いたり、プレイの途中でギターを燃やしたり・・・・
音感もすごいものがあり、プレイ中にギターのチューニングが狂ってきたらチョーキングで
カバーするテクもあり、これをできるのはジョニーウィンターくらいか?
ウッドストックや、モンタレー、ワイト島のジミを観て鳥肌もんのファンは多いはずだ。
代表的な曲は当然パープルヘイズだが、他にもブードゥチャイルド、フォクシーレデイ、ワイルドシング・ファイアー等のエキセントリックな曲が目につくが、リトルウィング、エンジェル、オールアローンザウォッチタワーのようなメロディアスな
曲もあり幅の広さをみせつける。
そしてレッドハウス、ヘイジョーのようなブルースまたはそれをベースにした名曲も生まれた。
他界する直前はバディマイルスとコラボしてマシンガン、パワーオブソウル等のR&B色の強いアルバムを残した。
死ぬのを予感していたかのように貪欲に音を取り入れたジミ。稀有なアーティストとして彼は今も心に刻まれているのは確かだ。
by flyfisher_yama
| 2006-12-19 23:17
| 音楽鑑賞